“今までは気にして見ることなど、なかったのですが、この歳になるとどうしても目がいってしまうんですよ。そういう歳になったということでしょうか。ハッハッハァ・・。” 73歳になられる紳士が笑いながら私にこう言いました。 これは、朝刊の下に毎日掲載されている“お悔やみ記事”のお話しですぅ。 “80代、90代は飛ばして、今50代、60代多いですねぇ。私より若い人や同年輩の掲載記事についつい目がいってしまいますねぇ〜。各新聞社にはきっと載せる方々に何かの基準があるのでしょうね?” そういわれても、私など仕事上、訃報記事にご縁もないし特に気にして見たことなどなかったので、“まだぁ、わたしゃぁ、若いぞぉ!”などと思いながらもどんな基準があるのかをあらためて調べてみました。 新聞で載るのは原則、(元)社長、会長クラスまで。掲載企業の定義としては株式公開企業またはそれに準ずる非公開会社なんですね。 でも役員に関係なく企業側が訃報のリリースを記事クラブに発表する裁量できまるのだそうです。 73歳の紳士曰く、“毎朝、朝刊を開き、訃報記事を目にするにつけ、我が健康に深く感謝するとともに同朋が元気に活躍する記事には刺激をおおいにうけます!” まだぁ、私の年齢ではピーンとこないけれど、なぁるほどそういう気持ちに達する歳がいつかは来るんだと・・・。 2年前に車の免許の更新を止め、今はすべて電車と徒歩にて移動されるライフスタイルにすっかりなれましたとその御仁が語ります。 千葉マリーンスタジアムでのロッテVS阪神日本シリーズ決戦に2日連続通いつめ、手をあげてウォーと孫達とウェーブもしていたのですからご健康です! “いつもご健康ですね〜”そう声をかけると“いやいや、やはり歳ですねぇ、固いイスに座りつづけたものだからすっかり腰痛です。” さぁてこの私も、いつから朝刊を開くたびに、この欄を意識するようになるんでしょうかねぇ〜。
♪ 朝日がサンサンサン おはよ〜うサン♪
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