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スーサンのよもやま話No.60

2009/01/16
新春特別号 ”社会を変えた音楽の力、カリブの奇跡”

「エル・システマ」。1975年にホセ・アントニオ・アブレウ博士の提唱により誕生し、ベネズエラではクラシック音楽を一部の限られた人が聴くものから、全ての人のものに変え社会現象とも言える存在になった「ベネズエラ青少年オーケストラシステム」のことを、当地の人達は愛着を込めてそう呼びます。

「エル・システマ」は、作曲家で、経済学者、元文化大臣も務めたアブレウ博士が「音楽活動によって貧困から生じる悪循環を断ち切り、若者を麻薬や暴力から守り、より良い人間に育て、より公正で平和な社会を目指すため、音楽を学びたい全ての子供たちに楽器を与え指導し、集団で練習することにより団結と規律の精神を養い、若い演奏家を育て演奏の場を作る。」という理念のもと、33年前、街角のガレージで11人からスタートしました。今では30万人の音楽家、15000人の指導者により構成される一大ネットワークになりました。この30万人という数字は、ベネズエラの総人口2600万人の1%以上、システム以外の音楽家もたくさんいることを考えると、ベネズエラは国民の音楽指数が非常に高い世界有数の音楽国家ということができるのではないでしょうか?

各家庭の兄弟、いとこ、学校の友達、知り合いなど周りの誰かしらが楽器をやっているという感じでしょう。システムのベースになっているのは、スペイン語で「核」を意味する「ヌクレオ」という音楽教育センターで、現在ベネズエラ全土に100箇所以上あります。希望する子供たちは2歳半からそこで楽器の演奏を学ぶことができますが、最近のシステマ人気で、登録申し込み当日はお父さんお母さんたちは朝早起きして参加を求めて列を作り、定員オーバーで次の年まで待機という子供達もいる程です。カラカス市内のモンタルバンのヌクレオは、1日1300人が利用する立派なセンターです。街の治安が悪いせいでしょうか。ヌクレオは高い金網で囲まれ、警備員がしっかりと入り口を固め、ここは守られている聖域だという印象でした。子供達は周りの地域から送迎バスや親に連れられたりしてやってきます。就学前の5〜6歳グループの練習ではお揃いの紺のユニフォームを着て「私のお家はすてきなの」とか「楽器が弾けてうれしいな」とか合唱しながら小さいバイオリンを弾く姿は本当にほほえましく、またこの中からバイオリニストに育っていく子がいるのだと思うとヌクレオは将来の音楽家の宝庫だなと感じました。年齢やレベルごとにオーケストラが編成され、上手な先輩や先生たちの指導で練習を重ねます。時には海外からやってくる一流の音楽家から指導を受けることもあります。もちろんプロの演奏家を目指す子ばかりではありませんが、練習を積みオーディションで合格すればシステム最高峰「ベネズエラ・シモン・ボリバル青少年オーケストラ」や他のオーケストラの団員になれるのです。今ではベルリンフィルなど世界の舞台で活躍する演奏家もいて、後に続く子供たちの励みになっています。

その代表が、アブレウ博士と並ぶオーケストラの看板、指揮者のグスタボ・ドゥダメルです。カラカスで「演奏ユースオーケストラ、指揮ドゥダメル」と発表されると、劇場には発売開始はるか前から切符を求める列ができ窓口が開くと同時に即完売が恒例となっています。ラテンアメリカでは珍しくサッカーではなく野球が盛んなベネズエラでこれまで国民的ヒーローといえば、野球選手でした。そんなお国柄の中、ドゥダメルは初めての、野球選手以外の国民的ヒーローです。ユースオーケストラ&ドゥダメル人気はベネズエラ国内に留まりません。近年、アメリカ、ヨーロッパの公演ではその度ごとに大センセーションを巻きおこしています。あまりの人気ぶりに、他のオーケストラからは、「ユースオーケストラ以外にもいいオーケストラや演奏家はたくさんいる」とか「国内外の援助、楽器寄贈、表彰などはシステム財団FESNOJIVに全部持って行かれてしまう。」などぼやきが聞こえてきます。確かにユネスコの国際音楽賞や日本の世界文化賞若手芸術家奨励対象団体となるなど注目を独占していますが、それは「エル・システマ」が、「トカール・イ・ルチャール。奏で、戦う」の標語のもと、音楽を通して美を伝えるだけでなく、人を育て、社会を変える、世界でもユニークなものだからではないでしょうか?  アブレウ博士の話にはしばしば「魂」という言葉がでてきます。音楽で子供達の魂を育て、そして聴く人たちの魂に触れる音楽を奏でる。それを目の当たりにしたプラシド・ドミンゴが、クラウディオ・アバドが、サイモン・ラトルが感激の涙を流しました。高い理想を掲げ、夢を疑うことなく追い続け実現しつづけているアブレウ博士。夢はさらに大きく国境を越えイベロアメリカユースオーケストラの結成へと意欲を燃やしています。

去る10月24日、スペインのオビエドでスペイン皇太子プリンシペ・デ・アストゥリアス賞芸術部門賞(過去の受賞者には、オペラのプラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、アルフレド・クラウス、ギターのパコ・デ・ルシア、映画監督のペドロ・アルモドバルやウッディ・アレン、バレリーナのマイヤ・プリセツカヤ、画家のアントニ・タピエスなどが名前を連ねる権威ある賞)が「エル・システマ」に贈られ、4人の若い団員に手を引かれてフェリペ皇太子から賞を受けるアブレウ博士は本当に嬉しそうで、また、誇らしげでした。受賞者は、「エル・システマ」を構成する音楽家30万人全員です。ベネズエラの新聞では「国民全員が受賞」という見出しが躍りました。

 ついに実現した日本公演。
これは チャンスだ、見逃せないと早速チケットを手配し、日本公演を観にいくことにしました。カリブの国ベネズエラからの陽気な音楽大使。音楽を演奏することが楽しくて嬉しくて仕方がない彼らの熱気と想いが、会場を満たしておりました。ベネズエラの観客は彼らの事を誇りにし、家族のように愛し、演奏後はいつも総立ち、大喝采、ブラボー!の嵐というのも容易に推測できます。

 日本ではよほどのマニアでない限り知られてないかもしれないが、既に欧米を含め、世界の注目を浴びているという。長髪と、ラテンダンスを思わせる天性のリズムをを持ち、躍動的な指揮で楽団員と聴衆を一気に熱狂の渦に巻き込むと言われる、指揮者ドゥダメルは、前述のメッセージを裏切らない パフォーマンスであった。 ドイツのマーラー国際指揮者コンクールで優勝し、ベルリン、ウィーンなど超一流の楽団でも客演し、2009年から、ロサンゼルス・フィルの音楽監督に就任するというほど、人気上昇中の人だ。 誰かが 100年に一度の逸材と言っていたが・・・。
“自分は音楽に守ってもらった”という彼の言葉が印象に残る。
オーケストラの団員も数もすごい。ステージを埋め尽くす100数十人の演奏ですから、その迫力と言ったら、驚異的である。弦楽器・金管・木管・打楽器それぞれのパートに圧倒されるほどのパワーを感じた。
芸術劇場の2000席埋まるのだろうかと言う、杞憂ははずれだった。公演終了後の満員の聴衆による、スタンディング・オベーション、自分も思わず、立ち上がってしまった。

日本の前に中国に寄ったらしいが、中国の聴衆の反応がどうも鈍くて世界基準から見る違和感から免れなかったらしいが、少なくとも、日本初日は、全員ステージを降りた後も、相当長く、拍手が続いていた。
ひとつ 会場であらためて、感じたことがある。 それは、観客の中に、外国人が多少いて、ブラボーとか、指笛とかあると、場が一層盛り上がるということだ。単純なことではあるが、まさに当日がそうであった。 

冒頭で名前が出ている、アブレウ博士、元々は経済学者だが、音楽を通じて社会を変える、という彼の志にいたく 感動していた私は、紹介してくれると言われ、挨拶と握手を交わした。 放つオーラが違う。
博士の横に居た方が、ベネズエラ駐日大使のイシカワさん、珍しいことに日系人の大使であった。 
私との後、向かった先をチラッと横見すると、別のオーラを持つ、女性と談笑している。 誰かなーと思っていたら、そっと、耳打ちされたお名前は、イタリア在住の日本人大富豪としてTVの番組で見たことがある、チェスキーナ洋子(永江洋子)さんであった。篤志家としても知られてますよね。

音楽は若者の将来を変えることができる。 そのとおりかもしれない。


写真1.鳴り止まない拍手と歓声に たびたび、ステージの戻ってきた、指揮者ドゥダメル  両手を上げている人
写真2.アブレウ博士

 
スーサンのよもやま話No.59

2008/12/24

本年もあとわずか。  ユニーク地球人から、 メリー・クリスマス 、そして、 ハッピー・ニューイヤー

●世界の写真

海外の知り合いから、サプライズの写真が届く。  撮った人は存じ上げないが、  しばし、魅了されてしまい、憩いのひと時を過ごした。
訪れたことのある国もあれば、行ってみたいなーと思いながらも、 思いがかなわなかった国もあった。
原語タイトルしか ないため、 私が、日本語タイトルを、 翻訳して再構成したので、 ご覧ください。 
 こちら で 見られます。  PC環境によって若干異なる可能性もありますが、 ファイルが開くを まず、クリック、 トップ画面が出ましたら、 画面上をクリックすると、次の写真ページへ進みます。
和みます、癒されます。  では、計27地域 をご堪能ください !!

オランダのチューリップを見て、癒しの写真館の中の写真家Tsuneさんのオランダ編を思い出し、 中国の田園を見ながら、Tagosさんが以前南房総の棚田へ行ったときの地球人のヒトリゴトの記事を思い出しと、 世界の車窓からではないですが、 世界一周をした気分・・・。

ファイルサイズが少し大きいので、インテーネット接続回線によりましては、少しお時間がかかりますが、 それだけの価値は あります(笑)


●スチールパン 演奏
そして、 なぜか、 昔から、音が好きな、 スチールパンの映像もこのクリスマスシーズン撮りました。 スチールパンの音楽映像は、 
 こちら です。  曲名は Fly 。  

写真も一枚Up。 演奏風景。

そもそも、スチールパンとは?
北緯10度38分、西経61度31分、カリブ海の南に浮かぶ島国、トリニダード&トバゴ共和国が発祥の地。
国土面積が千葉県とほぼ同じ大きさの小さなこの国で、奇跡の楽器が生まれました。
それがスティール・パン(スティール・ドラム)です。

スティール・パンとは、元々ドラム缶から作られた独特の倍音を持つメロディー楽器です。
カリブ海で唯一石油産出国でもあるトリニダード&トバゴでは、ドラム缶は馴染みのある廃材です。
そのドラム缶を輪切りにして、表面を叩き、音程を作ったものがこの楽器です。

スティール・パンは「20世紀最大のアコースティック楽器」と呼ばれ、1992年「国民楽器」としてトリニダード&トバゴ共和国政府より認定されました。
そして、その独特な音色に引かれ、近年、ここ日本でも徐々にコミュニティが広がりつつあります。
ですが、残念な事にまだまだ楽器等に関する情報が少ないのも事実です。

カリブ海方面に行ったときに、 おもしろい、しかも音色が記憶に残る 楽器だなーと 思ったのが きっかけでしょうか。 たまたま、HP内に、バハマ編を創った際、 BGMに採用したのが、 スチールパンによる、 "Under the Sea" という 曲でした。

映像右下の「高画質で表示する」に変更して見て下さいね。

●2008年ミス・インターナショナル世界大会が8日、マカオで開かれ、スペイン代表で学生のアレハンドラ・アンドレウさん(18)が栄冠に輝く。  大会はことしで48回目で、世界63の国・地域の代表が参加。

写真:今年度ミス・インターナショナルの写真を Up = クリスマス プレゼント?

 
BUTCHY’s Rockin’ Paranoia Life Vol.23

2008/12/22
ブッチーズ・ロッキン・パラノイア・ライフ Vol.23

<YouTube映像でクリスマス・カードを part 2>

 クリスマスが目の前に迫ってしまっていますが、YouTube映像のURLにクリスマス・メッセージを添えて、お友だちにクリスマスカードとして贈りましょう。


パ−ト2

〔クリスマス・ソング的映像〕

★105:Andre Rieu Radio City Live in New York
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=11pGA_VyiyA)]]
◆エーメン(・コーラス)
ニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホールのライヴ・映像です。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=11pGA_VyiyA

★106:ゴスペル「Oh Happy Day」M.A.J.2008 Mass Choir
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=bl2tHilqWSc)]]
◆エドウィン・ホーキンス・シンガーズによる全米大ヒットでお馴染みの「オー・ハピー・ダイ」の東京でのライヴ映像です。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=bl2tHilqWSc

★107:Jingle Bells solo acoustic guitar
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=0FZ1fea-YMU
)]]
◆アコースティック・ギターによる「ジングル・ベル」です。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=0FZ1fea-YMU

★108:Billy Idol - Jingle Bell Rock
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=U_5R1UiaO0U)]]
◆ビリー・アイドルによる「ジングル・ベル・ロック」。これが彼らしくなくて、結構◎なのです。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=U_5R1UiaO0U

★109:Ramones - Merry Christmas
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=niB1IXVVwdI&feature=related)]]
◆ラモーンズによる「メリー・クリスマス」(前後に入る寸劇的小ドラマの内容はは削ってしまいたいとこですが)。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=niB1IXVVwdI&feature=related

<フォト・コーナー>
フォト1:新宿高島屋クリスマス・イルミネーション。

※フォトは(C)BUTCHY/無断転写禁止

 
BUTCHY’s Rockin’ Paranoia Life Vol.22

2008/12/22
ブッチーズ・ロッキン・パラノイア・ライフ Vol.22

<YouTube映像でクリスマス・カードを Part 1>

 クリスマスが目の前に迫ってしまっていますが、YouTube映像のURLにクリスマス・メッセージを添えて、お友だちにクリスマスカードとして贈りましょう。

パート1

〔クリスマス・カード的映像〕
★96:dogs singing christmas song
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=N2LmlidHdoQ)]]
◆お薦め◎:ワン吉たちが歌う]'Masソング(時々ニャン吉も…)。可愛らしいです。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=N2LmlidHdoQ

★97:White Christmas
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=Ooc5eJc5SHA)]]
◆アニメのサンタクロースとトナカイ達による「ホワイト・クリスマス」のコーラス。中々!
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=Ooc5eJc5SHA

★98:jingle bells
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=O2MFducncsg)]]
◆オーソドックスで可愛らしいクリスマス・カード的「ジングル・ベル」コーラスです、
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=O2MFducncsg

★99:John Lennon - Happy Christmas/War Is Over
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=-xV7GmbUARI)]]
◆ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」。オーソドッグスなクリスマス・カード的内容です。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=-xV7GmbUARI

★100:Happy Christmas (War Is Over)
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=hb2YSAVHmIE)]]
◆こちらの方は黒人の子供たちのコーラス映像を重ねたり、ジョン&ヨーコの静止画を挿入したりしています。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=hb2YSAVHmIE

★101:Happy Xmas (War Is Over) - John Lennon
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=s8jw-ifqwkM)]]
◆あまりにも生々しく、痛々しい映像ばかり集めたものなので、決してお子さんには見せないで下さい。
 クリスマス・カード向きではありませんが、世界の現実に目を向けたい人用のカードにどうぞ。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=s8jw-ifqwkM

★102:Celine Dion - Happy Christmas
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=BrrkM0tf7bA)]]
◆セリーヌ・ディオンによる「ハッピー・クリスマス」
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=BrrkM0tf7bA

★103:The Chipmunks and Celine Dion - Petit Papa Noel
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=XghWF9e6oeM)]]
◆チップマンクスとセリーヌ・ディオンによるクリスマス・ソング
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=XghWF9e6oeM

★104:merry christmas
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch?v=kSs2yo_5U5w)]]
◆これを彼女や彼氏、奥さんやご主人に送ったら、蹴りを入れられること間違いなし。
 かといって、わざと嫌な友達に贈るのも…?
 と言いつつハマる人が結構いたりして…。
 こういうのが分かる人にのみ贈りましょう。
※紹介者責任はなしということでお願いします。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=kSs2yo_5U5w


<フォト・コーナー>
フォト1:教会でのクワイア・コーラス

※フォトは(C)BUTCHY/無断転写禁止

 
BUTCHY’s Rockin’ Paranoia Life Vol.21

2008/12/16
ブッチーズ・ロッキン・パラノイア・ライフ Vol.21

<フォト・アルバム・コーナー>

フォト1:Vフェスティバルでの元クッシュのリーダー、故ジョー・ストラマー。
 ※Vフェスティバルは、イギリスのヴァージン社によって1997年から始まった比較的新しい夏の野外フェスティバルです。8月にイギリスの二会場で同時に2日間にわたって開催されるフェスティバルで、出演アーティストは初日と2日目でラインナップがそっくりそのまま入れ替わって行われます。

フォト2:グラストンベリー・フェスティバルでの最終日のトリを務めたデヴィッド・ボウイ。
 彼は1970年の2回目にも出演しています。
 ※同フェスティバルは、1970年から行われているフェスで、日本のフジ・ロック・フェスティバルのお手本ともなったフェスです。
 900エーカー(3,642Km2)の農場跡地の自然の中で、何百というアーティストが何十というステージで、ロック及び関連するジャンルのアーティストがライヴを行い、演劇、詩の朗読、様々なパフォーマンス、サーカス、イベントなどが行われ、夜は、アニメから「マトリックス」、「アメリカン・ビューティ」までの映画を野原に寝そべって見ることも出来ます。
 テント・ショップも1,000以上あり、飲食物関係はもちろんのこと、薬局からタトゥー・テント、NPOなどのテントまであります。
 6月最後の金、土、日の三日間行われる、世界一のフェス(十数万人参加)で、その前後二日間を入れた五日間はそこに(ロック中心の)音楽ファンによる村が出現します。
 特にロック・ファンには、一生に一度は参加して欲しいフェスティバルです。

フォト3:ノッティング・ヒル・カーニバルのBBCステージ(バンの上のステージ)でのギャズ・メイオール(ジョン・メイオールの息子)のトロージャンズ(インディアンの羽根飾りを着けているのが彼)
 ※1964年から8月後半の日曜日とバンク・ホリデーの二日間に行われるカリブ系のカーニバルで大人の日とこどもの日に分かれているカーニバルで、二日間で200万人近くが集まる。
 大通りでは極彩色の衣装を着たカリブ系の人たちやステージ用トレーラーなどのパレードがあり、周りの道路では露店が出たり設置されたステージでライヴが行われたりする。
 下手な通りに入ってしまったら、身動きが出来ないほどである。
 ノッティング・ヒル周辺で行われるにこのカーニバルに行く時は、いつも知り合いのポール・シムノンの家によってトイレを借りてから行ったものであった。
 砂糖キビを生まれて初めて食べたのもこの時であった。
 地下鉄のノッティング・ヒル・ゲイト駅から行くのが普通であるが、ものすごい混み様である。
 この日は、前後の駅が閉鎖されたり、途中の駅で運行停止になって全員降ろされてしまったりもする。
 日本とはえらい違いです。

※フォトは(C)BUTCHY/無断転写禁止

 
BUTCHY’s Rockin’ Paranoia Life Vol.20

2008/12/16
ブッチーズ・ロッキン・パラノイア・ライフ Vol.20

 皆さんご無沙汰していました。
 体調が一旦戻ったのですが、またダウンしてしまったのでしばらく静養していました。
 今現在、体調が完全に戻ってる訳ではありませんが、徐々に活動を再開させて行きたいと思っています。
 取り敢えずは、スロー・テンポで軽くジャブを放つ程度の活動しか出来ないとは思いますが、またお付き合いいただければ嬉しいです。

◆◇◆◇◆◇◆≪お父さんも、お嬢さんも“YouTubeでイェイ、イェイ、イェイ、イェイ!!≫◆◇◆◇◆◇◆
<ユニーク動画紹介 1>
※修正するまでは、URLの方をクリックしてご覧になって下さい(映像のUpがダメだった場合は、いつものURLのみのパターンに戻します)。

★94:Ford Mustang Commercial Ft. Steve McQueen
[[EMBED(http://jp.youtube.com/watch/v/x4_HP_vB3l8&feature=related,0,350,400)]]
◆故スティーヴ・マックイーン(1980年没)を使った2005年型フォード ムスタングのTV-CM。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=x4_HP_vB3l8&feature=related 

★95:Ford Cougar TV Commercial
[EMBED(http://jp.youtube.com/watch/v/1vFHyoSrk7E)]]
◆こちらはフォード クーガーのTV-CMで映画『イージー・ライダー』の1シーンをうまく編集したもので、出演者のデニス・ホッパーと現在の本人をうまく競演させたものです。
URL:http://jp.youtube.com/watch?v=1vFHyoSrk7E&feature=related

 ということで、まずは、YouTube(ユーチューブ)映像の中で見つけた音楽以外の映像をご紹介しました。

それでは、今後ともヨロシクお願い致します。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
※“YouTube”の映像は、後日削除される可能性がない訳ではありませんので、お早めにご覧下さり、お好みのものはお早めにダウンロードなさることをお勧め致します。

        <フォト・コーナー>

フォト1:ロンドンのテームズ川に架かるタワー・ブリッジ(ロンドン塔側から写す/この橋に使われている淡い落ち着いたブルーは何回見ても飽きません。この橋の魅力のひとつだと思います)。
フォト2:ロンドンのレミゼ劇場(2004年まで「レ・ミゼラブル」上演の劇場、パレス・シアター)。現在はクイーンズ・シアターで上演中。
フォト3;東京近郊の晩秋(だったと記憶しています)。

※フォトは(C)BUTCHY/無断転写禁止

 
スーサンのよもやま話No.58

2008/12/01
<南米便り>
         11月末、雨のカラカスから

先週日曜日の地方選挙も無事終わり、与党連合PSUVの知事候補が22州のうちの17州で当選、市長候補が326市のうちの263市で当選し、チャベス大統領の人気をあらためて感じさせられた一方で、野党が、首都カラカスがあるミランダ州知事、大カラカス市長、大カラカスを構成する5つの市のうち4つの市長を勝ち取り首都圏での影響力を取り戻したことは大きなインパクトでした。

そんななか、25日、日本のNGOピースボートが700人の乗客を乗せて、ラグアイラ港に入港しました。

偶然とは言え、同じ時間にロシアの駆逐艦ピョートル大帝号、原子力軍艦などがベネズエラとの合同軍事演習のために21発の大砲をとどろかせながら入港し、ターミナルの両側にピースボートと軍艦が「仲良く」並んだ光景は皮肉でした・・・。

今回のクルーズでは一般客600人とともに、広島・長崎の原爆被爆者102人が招待され航海しており、25日、26日の2日間、記者会見や、平和と友好のフェスティバル、平和式典などを通して核兵器廃絶と平和のメッセージを伝えました。

私がボランティアをしているUNESCO−IESALC(ユネスコ ・ラテンアメリカ&カリブ高等教育センター)でも、約100人のベネズエラの大学生が出席し、5人の被爆者の方に体験を語ってもらう交流イベントを行い、ベネズエラの若者に大きな印象を残しました。

26日の出港前には、ピースボートからラグアイラのあるバルガス州のユースオーケストラにバイオリンやチェロなどの楽器が寄贈され、船内で25人のオーケストラ演奏家と25人の合唱団によるコンサートが開催されました。

ベネズエラのユースオーケストラ公演予定は、
12月17日(水)東京芸術劇場
12月18日(木)東京国際フォーラム
12月19日(金)広島厚生年金会館

詳しくは下記アドレスをご覧下さい。

http://www.kajimotomusic.com/concert/flyers/200812_simon_bolivar.pdf

今回船に乗っている方たちは、その頃はまだ太平洋を航海中。
今回思いがけず船上コンサートを聞く機会に恵まれ、皆さん大変喜んでおられました。

たった二日間だけのピースボート体験でしたが、平和のメッセージを伝える企画のほか、ベネズエラ政府が進める科学ミッション、医療ミッション、音楽ミッションなどの現場を体験できるツアーに同行し、普段見ることの出来ないディープなベネズエラを体験しました。

途中、乗っていたミニバスが玉突き衝突し、怪我をした数人のお客さんたちとともに病院に運ばれ、ベネズエラに来て初めてお医者さんにかかるというハプニングもありました。運ばれた病院が、ベネズエラとキューバの協力によるバリオ・アデントロという医療ミッションの病院で、キューバの女医さんが対応してくれました。医療費は無料でした。私は大したことはなかったですが、足を怪我されてギプスをはめた女性や頭を打たれた方など今船でどうしておおられるか心配です。

ピースボートはそろそろ、パナマ運河をわたり、ペルー、イースター島、タヒチ、オークランド(ニュージーランド)、シドニー(オーストラリア)、ラバウル、コロールと回って4ヶ月の世界一周の旅を終えます。

写真1.船上演奏会
   2.平和のフェスティバル
   3.ピースボート

 
スーサンのよもやま話No.57

2008/11/17







サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂

聖ヤコブ像

スウィングする大香炉

写真: by ゴー・スペイン

時代は聖地ブーム!

金比羅参詣を契機に四国遍路を行ったことはあるが、世界遺産になって脚光を浴びている、熊野にはまだ足を踏み入れたことがない。

熊野古道など紀伊山地の霊場と参拝道が世界遺産として登録され、神仏習合の地、それが熊野である。
熊野神社の総本山・熊野本宮大社の宮司さんの聖地が注目されるわけに関して、「聖地とは世の中の”軸”。 熊野は古来、疫病や戦など乱世にお参りが増えた。最近も悲惨な事件が相次いでいる。軸にふれて、自分の軸を確かめようとしているのではないでしょうか」 とコメントしている。 また、癒しと風景の関係を研究するあるお医者さんは、「聖地は人が風景にとけ込みやすい場所」と言う。

東の果ての対極にあるのが、西の果ての聖地、スペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステーラだ。 西暦813年に十二使徒の一人、聖ヤコブ(スペイン語でサンティアゴ)の墓が発見された結果、キリスト教の世界三大聖地のひとつとして、注目を浴びることになり、 エルサレム (キリストのお墓を訪れたときは、クリスチャンでない私も身震いがしました)、 ローマ同様、世界各地から人々が、罪の許しを得るために、星降る道、銀河の道を進み、サンティアゴへ向かったと言われている。

サンティアゴ巡礼の道は、ヨーロッパにおいて、精神的、文化的、歴史的に大きな意味合いを持ち、ヨーロッパ各地からの道はフランスで合流し、ひとつの道となって、サンティアゴへ向かっている。詩人ダンテは、太陽と星に導かれて大地を移動する人々の流れを、”巡礼”と命名したとも言われる。 といっても、一般的には、巡礼の道はピレネー辺りから始まると考える人が多い。

7月25日の聖ヤコブの比が日曜日にあたる年には大祭が執り行われ、次は、2010年、2021年がそれにあたる。

巡礼者は自分自身を見つめるために、旅に出ると聞く。
熊野は10年前に比べ、注目度は2倍らしい。 世界遺産に指定されて以来、巡礼の道への注目度は、 世界第2位の観光受入国スペインという立場からして、比較にならないぐらいのインパクトはあるのだろう。

この地域では、遺体が安置されている大寺院が観光のハイライト、また、1501年創立のコンポステラ大学も有名。更に、この近辺の海岸線に立ち寄ってみるのも一計。というのも、リアス式海岸の言葉の発祥地だからだ。社会の教科書に出てくるように、日本の三陸海岸のように、急な山地からなる岬と河谷にそって入り込んだ溺れ谷とが交代する出入りの多い複雑な海岸のことだが、サンティアゴのある地方沿岸にはこの主の海岸が発達しているからだ。 かつて岐阜出身の友人が、サンティアゴに行くまでの海岸線の美しさには感動したと言っていたことを思い出す。 また食の分野では、地元ならではの 軽い発泡性の渋みのある白ワイン、ゆでダコなども賞味できる。


新聞広告などを見ても、日本からも関心度・浸透度は次第に深まっているような気がする。 一部だけ歩くもよし、自転車でいくもよし、健脚を競う必要もないので、自分のペースで、自分発見の旅をしてみるのも悪くはない。

 
スーサンのよもやま話No.56

2008/10/30
南米便り  by KO

素晴らしき"ベネズエラ・青少年オーケストラ・システム"

Orquesta Juvenil Simon Bolivar de Venezuela


去る10月24日、スペインのオビエドでスペイン皇太子プリンシペ・デ・アストゥリアス賞の授賞式がありました。

1981年スタートで、ノーベル賞ほどの伝統と知名度がまだないのですが、過去にネルソン・マンデラ元南ア大統領や、ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領、マイクロソフトのゲイツ財団、陸上のカール・ルイス、映画のウッディ・アレンなどが受賞している権威ある賞です。日本人では宇宙飛行士の向井千秋さんが1999年に国際協力部門で受賞しています。

今年は、科学技術研究部門賞でナノテクノロジーの飯島澄男氏、発光ダイオードの中村修二氏が他の米国人研究者とともに受賞し久々の日本からの代表でした。\(^O^)/

今年のほかの受賞者は、スポーツ部門賞はテニスのラファエル・ナダル、コミュニケーション&ヒューマニズム部門賞はGoogle、平和部門賞はFARC(コロンビア革命軍)に誘拐され長い捕虜生活の末今年の7月救出されたコロンビアの元大統領候補イングリッド・ベタンクール、国際協力部門賞はマラリアと戦うアフリカの4つの研究所、社会科学部門賞は、フランスの批評家ツベタン・トドロフ、文学部門賞はカナダのマーガレット・アトウッド・・・

そして芸術賞部門は「ベネズエラ青少年オーケストラシステム」が受賞しました!

音楽を学びたい全ての子供達に無料で楽器を与え指導し、チームで練習することにより団結と規律の精神を養い、より良い人間、より良い社会を作りたいという夢をもったホセ・アントニオ・アブレウ博士が33年前、カラカスの街角のガレージで11人からスタートし、今では30万人が参加する一大ネットワークになっています。その30万人を代表して、4人の若い弟子に手をひかれ壇上でフェリペ皇太子から賞を受け取るアブレウ博士はニッコニコで本当に嬉しそうでした。私もテレビの前で拍手を送りました。

そのシステムの最高レベルの音楽家達を集めたオーケストラが今世界で大注目の「ベネズエラ・シモン・ボリバル青少年オーケストラ」で、ここ数年ヨーロッパ・アメリカで公演をするごとにセンセーションを巻き起こしています。そしてついに今年12月アジアツアーが実現します。指揮はもちろんこのシステムから生まれたカリスマ指揮者グスタボ・ドゥダメル。

12月17日東京芸術劇場、18日東京国際フォーラム、19日が広島厚生年金会館です。200人の陽気なカリブの若者達の演奏にきっと元気と勇気がもらえます。

是非体験してみてください。

動画はこちらでご覧ください。

 
スーサンのよもやま話No.55

2008/09/24
ゴー・スペインから 珍しい!写真が届きましたので、ここでご紹介いたします。ポルトガルで お茶会なんて乙ですね〜〜

"ポルトガルで お茶の会"

ポルトガルでお茶の会をしました。

お茶の会をしたのは、近藤先生を中心にしたお茶を楽しむ会のメンバーで、一緒に海外でお茶会をしたのはこれで4度目です。
ちなみに今までした国はスペイン、イタリア、トルコで、どの国でも美味しいお茶は喜ばれましたが、さてポルトガルではどうかと興味がありました。

 お茶のことを英語でティー(TEA)、スペイン語ではテ(TE)でもポルトガルではシャで文字にするとCHAです。紅茶の国の英国にCHAを紹介したのは実はポルトガルで17世紀の話です。ですからお茶に馴染みのある国です。

 お茶会は抹茶ではなく煎茶、つまり美味しいお茶なくしては会になりません。 近藤先生とはかれこれ10年近くの付き合いですが、彼女の頭の中にはお茶しかありません。常に美味しいお茶を求めて日本中を駆け回っている方で、一度は高知の山奥まで一緒に探しに行きました。
 というのは、畑で栽培されるひ弱なお茶には彼女は関心がありません。自然茶を探し、それを釜で炒ってお茶を作ります。自然のお茶とは、山の中や石垣から自然に生えたお茶で、根っ子は何百年というお茶もあります。

 今回も200年くらいのものや、恐らく400年ほどたっているお茶を持っていきました。啜り(すすり)茶、冷茶、etc.

 また美味しいお茶には美味しい軟水が必要で、ミネラルウォーターにも軟水と硬水があるのでそれを使用する時も飲んでチェックが必要です。
そして入れ方、これは長年培った経験が必要です。これらが一つになり、お茶をもてなす心とともにお客様に味わってもらうわけですが、結果は・・・お分かりだと思いますが、香りを楽しみ、味わってみて、ポルトガル人の顔がにっこり。

 美味しいお茶で心が癒され、会場の全員のこころが一つになると自然と質問もでてきました。 先生はこの瞬間が大好きです。

 たかがお茶、されどお茶、先生のお茶を10年間飲んで、私自身もお茶の味にはうるさくなっているようです。人間こだわりは大事ですね。

写真1.お茶会風景
写真2.お茶会参加者
写真3.途中でお茶休憩

 
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