2011/01/14 コスタリカ便り by OK 昨年12月から 新年今週にかけて12編まとめて Up
洋子さんのお宅で、アナとマリア・フェルナンダの送別会も兼ねて日本料理パーティ。 彼女のお料理の腕はプロ顔負け。 サンホセで一番おいしい日本料理が食べられるのは彼女のお家だ。 おでん、ひじきの煮つけ、てんぷら、そしておすしにお味噌汁・・・ああ、最高に幸せ。 最後に、師範のお免状ももっている彼女のお茶のお手前もあって、至れり尽くせりの「和」の昼下がりだった。 いとも簡単に次々とお料理が出来上がっていくのをお手伝いしながら観察したが、私がやっても同じような完成形にはならないんだろうな・・・ でもとりあえず、今度、教えてもらったお店で同じ材料を買って私もつくってみよう。 洋子さん、ありがとう! スペイン人の集まり友人のスペイン人カップルが、23年の事実婚の末、今日結婚した! おめでとう! 夜、自宅での結婚おひろめパーティに呼ばれ、何かのためにと日本から持ってきていた「ミキモトの結婚祝いグッズ」を携えお祝いに駆けつける。 生ハム、チーズ、鱈のムース、ガルバンソ豆のムース、子羊の丸焼き・・・とスペイン料理を頂いたあと、テラスに座ってワインを飲みながらわいわいがやがや。 メンバーは私以外全員スペイン人だ。 そのうち、ひとりがジョークを言った。 すると向かいに座っていたおじさんがそれに対抗してジョーク。 ジョークというか、小話かな? そんな風に、競うようにみんなが次々とジョーク大会で大笑いしながら数時間・・・。 ほとんど、「下ネタ」に終始したが、何十ものジョークを覚えているのもさることながら、話術の巧みさに感心。 私も気の利いたジョークのひとつも語れれば最高だけど、ちょっとハードル高すぎるな。 Club Campestre Espanolコスタリカに来てからすっかり運動不足だ。 自宅から車で5分のコスタリカ・カントリークラブに入会したいのは山々なれど、入会金が数十万円とあっては身分不相応とあきらめ、サンホセ郊外エレディアにあるClub Campestre Espanol に入会。 ゴルフ場はないし、ちょっと遠いけど、入会金免除してもらったし、プール、ジム、テニスコート、スカッシュ、サッカー場、バスケットコート、レストランなどなかなかのクラブだ。 土曜日は、ダンスやエアロビックスやテニスの無料レッスンがあるみたいだし、これからせっせと通ってみたい。
新年明けましておめでとうございます。 年明けとともに、洋子さん夫婦がおせち料理+京都のお酒を携えて遊びに来てくれた! すご〜い。日本から送ってもらった御節セット+洋子さんの手作り御せち。 私もジュリア・チャイルドのレシピを見ながらブッフ・ブーギニョンを作ったけど、出る幕無し・・・。 あとお雑煮があればいうことないな〜。 サンホセの大晦日欧米では、クリスマスは家族で、大晦日とお正月は賑やかに、というのがスタイルらしい。 日本にいるときは、大晦日といえば、レコード大賞みて、「紅白歌合戦」みて、「行く年来る年」を見ながら年越しそば、というのがお決まりだったけど、サンホセでは日本のテレビ放送はうつらない。 中国や韓国のチャンネルはあるのに、テレビっ子の私としてはとっても寂しい。 で・・・ラジオをつけて、高台にある我が家の窓から、サンホセの街のあちこちで次々に上がる花火を見、12粒のブドウをほおばりながら年越しをした。 アレナル火山国立公園は動物の宝庫朝、早起きして、アレナル火山国立公園内にたくさんある遊歩道のうちのひとつを歩いてみる。 気温は20度弱くらいかな、ちょっと涼しいくらい。 火山の裾野に広がる雨林は動物の宝庫。 鳥の鳴き声はもちろん、森の奥からカサコソと動物の動く音が聞こえてくる。 音のする方向に目をこらすと「いた!」アライグマの仲間のピソーテ。鼻がつんと長くてかわいい〜。 しばらく行くと、小さなイノシシのような動物の集団がせっせと遊歩道を横切っているのに出くわした。 あまりにびっくりして興奮のあまり、写真を撮るのを忘れてしまった・・・。 後で調べたら首輪ペカリーというイノシシの一種らしい。 追いかけられなくてよかった。 クリスマス、サンホセから車で3時間半、アレナル火山国立公園で過ごす。 アレナル火山は標高1633メートル、コスタリカで一番活発な活火山で、夜になると暗闇にオレンジ色に流れるの溶岩や、運がよければ噴火を見ることができるので有名だ。 そのアレナル火山から2.7km、火山に最も近いホテル アレナル・オブゼトバリー・ロッジに泊る。 もともと、スミソニアン博物館の研究者達が火山活動の調査をするために建てたのがこのロッジの発端というから、火山を堪能できる絶好の立地だ。 ほとんど危険地帯の中といってもいいくらいで、いたるところに緊急避難経路の看板がたっている。 火山といえば温泉。 温泉は日本人のおはこかと思ったら大間違い。 温泉好きは万国共通らしい。但し、水着着用。 一番有名なタバコン温泉に行ってみる。 湧き出るお湯は38度前後というからちょどよい湯加減で奇跡のようだ。 敷地内の森の中を滝のようにお湯が流れて、これ以上望めない露天風呂。 とても気持ちがよくて時がたつのを忘れる。 入場料+昼食(または夕食)つきで85ドルはちょっと高い気もするが・・・。 ふたつのアートフェア今週末は、エスカス地区でふたつのアートフェアが開催され、昨日今日と覗いてきた。 両方に出展しているアーティストやギャラリーもあって、ふたつとも似たり寄ったり。 私の好きなタイプの作品はあまりなかったが、ひとりだけ、カリブの女の子をモチーフにした色鮮やかな作品を描く印象深い作家をみつけた。 名前は、アドリアン・ゴメスADRIAN GOMEZ。 一点数十万円するので手が出ないが、注目だ。 コスタリカに来て初めてフラメンコのショーを観る。 スペイン文化センターとスペイン大使館の主催で、スペインでも有名なイエルバブエナ舞踊団の舞台。しかも無料。 バイラオーラは若くてとっても美人。 でも、エバ・イエルバブエナの弟子だけあって、近頃流行の、洗練されたきれいなフラメンコとは一味も二味も違う。 激しい動き、苦悶の表情、髪を振り乱しての、熱くディープなフラメンコを見せてくれた。 コスタリカは火山国だ。 首都サンホセからも、イラス火山、バルバ火山、ポアス火山が見える。 今日は天気がいいのでイラス火山にドライブ。 標高3430メートル、コスタリカで一番高く、一番活発な火山だ。 イラスとは先住民の言葉で、「雷の山」。いつも雲に包まれている。 カルタゴを経由し、九十九折の山道をどんどん登っていく。 霧がだんだん濃くなり、視界数メートルの霧の中をゆっくり運転する。 山頂についたけど、五里霧中とはこのこと。何も見えない。 とにかく、遊歩道を手すりをたよりに散策する。 と、突然霧が晴れて、鮮やかな濃い緑の水をたたえた火口が見えた!ラッキー! いつも見えるわけではないらしい。 家探しが一段落したので、息抜きに海水浴へ。 サンホセを出発して一路東へ、カリブ海を目指す。目的地はパナマ国境近くのプエルト・ビエホ。 約4時間のドライブだが、コスタリカの道路は穴ぼこだらけ。穴にはまらないよう、避けながら、それでもボッコン、ボッコンしながらの4時間は結構ハード。 2時過ぎに目的地のナムウォキロッジ(先住民の言葉でジャガーの家)に到着。 スペイン人のパコとマリベルが経営する森の中のロッジで、コテッジスタイルのとっても快適な宿だ。 この地域は100年以上前に鉄道敷設のために移民してきたジャマイカ人の子孫や、海辺でゆったりと暮らす人たちが多く、白人が主流のサンホセとは人の雰囲気がずいぶんと違い、ゆる〜い空気が漂っている。 今日は疲れたので、近くのコクレス・ビーチにお散歩。波が高い、サーフィンのメッカだ。 国立競技場 Estadio Nacionalサンホセのラ・サバナ公園の西に新しい国立競技場が建設中だ。 総工費1億ドルのこのスタジアムは中国政府からの寄贈で、2011年2月12日にコスタリカに引き渡され、3月26日にオープンの予定だ。 設計や施工は中国企業、砂、石、アスファルト以外の建材、工事用の機械など全て中国から持ち込み、建築現場で働く労働者も中国人だ。 工事開始当初、清掃スタッフとしてコスタリカ人を雇ったが、清掃用品や中国人労働者の持ち物の盗難が続発したため、結局、コスタリカ人の雇用は無しということになったということだ。 このような大きなプロジェクトで地元の経済や雇用に貢献が無いというのは残念だ。 今日は、中国大使館のアレンジで、完成間近のスタジアムを見学させてもらった。 収容人数3万5千人。400メートルのトラック、全ての陸上競技種目ができる施設で、完成すればラテンアメリカ最高のスタジアムになるという。 雨の多いコスタリカで、屋根が付いていないのが玉に瑕だが、完成が楽しみだ。 3月26日のオープニングは、コスタリカVS中国のサッカーの親善試合が予定されている。 |