2011/11/22 コスタリカ便り 13話まとめて reportby OK
2泊3日で、カリブ海のビーチへ海水浴に行ってきた。 サンホセから東へまずプエルト・リモン(リモン港)まででて、そこからカリブ海をパナマ国境に向かって南下。サンホセからは約250キロ、渋滞がなければ4時間から5時間のドライブだ。 白人がほとんどのサンホセと違い、カリブ海側はジャマイカ出身の黒人が多く(中国人も多いらしいがあまりみかけなかった)、なんとなくけだるいゆったりとした空気が流れている。 泊りは、リモン州タラマンカ地区のプエルト・ビエホPuerto Viejoにある、スペイン人のパコが経営するHotel Namwokio Lodge. うっそうとした熱帯植物林に囲まれたロッジスタイルのホテルだ。 敷地内になまけものや、ホエザルがいたりする。 2日目、前夜のホエザルの吼え声による寝不足と闘いながらも、早起きしてカウイタ国立公園の熱帯雨林散策&ボートでPuerto Vargas 沖合のサンゴ礁リーフでシュノーケリングをした。 お天気がよかったのも幸いして、色とりどりの魚をたくさんみることができた。 太平洋岸のビーチもいいが、なんとなく1960年代のヒッピーを思い出させるプエルト・ビエホ周辺、私は好きだ。ちなみに観光客の主流は、太平洋側は米国人、カリブ側はヨーロッパ人だと聞いた。 Hotel Namuwoki Lodge ホームページ コスタリカで日本文化週間が開催中だ。 今日は国立劇場で OYAMA X NITTA con sus amigos のコンサートがあった。 津軽三味線の小山豊さんと新田昌弘さん、尺八の元永拓さん、和だいこのしんたさんによるスペシャルユニットで、ソーラン節あり、「てんてんてんまり、てんてまり・・・飛んでった、飛んでった」(題がわからない・・・)あり、ピアソラのリベルタンゴあり、モーツアルトのトルコ行進曲ありのバラエティに富んだプログラムで観客をぐんぐんひきつけ大いに盛り上がった。 三味線といっても、1本の三味線で、沖縄のサンシン風、京都のお茶屋さん風、バンジョーのようにも聞こえたり、弾き方によってまったく音色や曲の感じがあんなに変わるものかと興味深かった。 日本大使館の山口知也さんによる三味線の歴史の説明もとてもよかった。黒の着流しもかっこよく似合ってた。 この後、トリニダード・トバゴとドミニカ共和国で演奏する予定だそうだ。きっとあちらでも盛り上がることだろう。 撮影禁止にもかかわらずこっそり撮った写真 彼らの演奏を聴いてみたい方は、こちらのyoutube で Oyama x Nitta 1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊し、ドイツが統一されたことを記念するコンサートが、サンホセの国立博物館の屋上テラスで開催された。 演奏は ヨハン・セバスティアン・バッハや、カール・タイケ、フェリックス・メンデルスゾーンなどのドイツの作曲家の曲を中心に、サルサやマンボの曲も交えて楽しい日曜日のコンサートになった。 コンサートの最後に、指揮者のフアン・バウティスタ・ロアイサさんが、「この曲はフランク・シナトラが歌って大ヒットした曲ですが、その作曲者がドイツ人だということはほとんど知られていません」と紹介して演奏された曲が Strangers in the Night 夜のストレンジャーだった。ドイツ人のBert Kaempfert という作曲家の作品だということだ。 夜のストレンジャー / フランク・シナトラ Grupo de Musica Antigua La Ritirata サンタ・アナで第12回国際バロック音楽フェスティバルが開催中で、世界各国からやってきたバロック音楽を演奏するグループや演奏家が2週間にわたってコンサートを開いている。 今日は、スペインの中世音楽のグループ、 ラ・リティラタが、カルタゴのロス・アンヘレス・バシリカ教会で夕方のミサのあと演奏するというので聴きに行った。 カルタゴは、サンホセから約30キロ。16世紀に建設されたコスタリカ最古の都市で、19世紀にサンホセが首都になるまで、約250年間首都が置かれていた街だ。 コンサートの会場になった、ロス・アンヘレス・バシリカ教会は、正面祭壇に飾られたマリア像、木組みの天井が美しい立派な教会だ。 ラ・リティラタは、ビオロンチェロのホセチュ・オブレゴン、笛のタマル・ラロ、チェンバロのイグナシオ・プレゴの3人組。 16〜17世紀の繊細な音楽が教会の雰囲気とぴったり。 もう少し狭い空間ならさらによかったかも。 横溝美由紀 「Please Wash Away」 明和電機 「魚立琴」 束芋 「にっぽんのちっちゃな台所」 サンホセのMADC美術館(Museo de Arte y Deseno Contemporaneo)で開催していた、日本の若手作家11人の作品展が今日最終日ということで滑り込みセーフで見てきた。 入口に置かれていた、色とりどりの石鹸をシャワーカーテン(?)に組み込んだインスタレーションを見た途端、あれ、この展覧会は何年か前に東京でみたことがあるな、と思い出した。 田端家の妹こと「Tabaimo 束芋」さんの作品を初めて見てすっかりファンになってしまった展覧会だ。 一目散に束芋さんの作品をさがしたが、あれ、「にっぽんのちっちゃな台所」ってビデオアートを駆使したもっと大きな作品じゃなかったかな? なんだかその模型のような・・・。 でも久々に日本の現代アーティストたちの作品にふれることができてうれしかった。 未来への回路―日本の新世代アーティスト
1955年10月26日、オーストリアが永世中立国宣言をした日ということで、今日はオーストリアのナショナルディ。 ホテル・バルセロ・サンホセ・パラシオでのお祝いに出席する。 名誉領事家族が民族衣装で迎えてくれる。 そういえば「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ・ファミリーがこんな服装していたなあ。 でも、永世中立国ってどういう意味?とふと疑問に思った。 ウィキペディアをみると、 永世中立国(えいせいちゅうりつこく Permanently Neutralized State)とは、将来もし他国間で戦争が起こってもその戦争の圏外に立つことを意味するものであり、自国は中立の立場である事を宣言し、他国がその中立を保障・承認している国家。とある。 オーストリアの他に、スイス、トルクメニスタンが永世中立国ということだ。 コスタリカは自称、永世中立国 となっているが、なんで「自称」? 軍隊がない国だから正真正銘永世中立国じゃないかと思うけど・・・。
Zurcher Geschnetzeltes rosti & ゆで卵、ベーコンのグリーンサラダ 1カ月に1回、友達4人で集まってお互いの国の料理を教えあいっこしている。 今回はスイス料理。 メニューは、 Zurcher Geschnetzeltes (肉を細くきって、マッシュルームと一緒にクリームソースで煮込んだもの) Rosti (ハッシュポテトのお好み焼き?) ゆで卵とベーコンのグリーンサラダ キャラメル・ソースのプリン メインのお肉料理は発音が難しすぎるが「チュルヒャー・ゲシェネチェルテス」? チューリッヒの郷土料理らしい。お肉は牛肉とかレバーとか使うらしいが、今回は鶏肉を使う。 電子レンジも冷凍食品も嫌い、というカトリンが、手際良く4皿を仕上げていく。これぞ手作りスローフード! レシピーをもらったので私も作ってみたいが同じようにできるかどうか・・・
パナマ運河を見た! ⇒ここだけは コスタリカではなく パナマ です! 飛行機の窓から見えたパナマ運河。上が太平洋側、下が大西洋側。 1か月半ぶりにコスタリカに戻るはずが、サンホセのフアン・サンタマリア空港を覆う厚い雲のせいで一旦着陸態勢に入ったものの飛行機の周りは雲で真っ白。「だいじょうぶかなあ」と思っていたら、機長から「視界ゼロに近いので着陸不能につき、パナマに向かいます」とアナウンスがあり、機体が上昇していった。ということで、18日の夜はパナマシティのコンティネンタルホテルで一泊。朝パナマを出発しやっとサンホセに戻ってきた。機内からパナマ運河が見えたのだけが良かったことかな。
イギリスのシンクタンク新経済財団( New Economics Foundation以下NEF )が全世界143カ国を対象に国別の幸福度指数(HPI)を調査した結果、中米コスタリカが76.1点で1位となった。
幸福度指数は、生活の満足度と環境汚染の指標などを評価するもので、コスタリカは2006年の調査でも高い評価を受けて上位に入っていた。コスタリカ国民の平均寿命は78.5歳で、85 %が自分の人生に満足していると回答、また、軍隊を廃止した世界初の国でもある。
以下10位までのランキング 1位 コスタリカ (76.1) 2位 ドミニカ共和国 (71.8) 3位 ジャマイカ(70.1) 4位 グアテマラ(68.4) 5位 ベトナム(66.5) 6位コロンビア(66.1) 7位キューバ(65.7) 8位エルサルバドル(61.5) 9位ブラジル(61.0) 10位ホンジュラス(61.0)
※米国114位
また、アジアでは日本が75位、韓国68位、中国が20位だった。幸せ指数を調査したNEFは「今回のランキングの結果は、国内総生産( GDP )など経済的な指標は、必ずしも幸福とは一致しない」と説明している。
料理上手の洋子さんを先生に迎えて、我が家で日本料理講習会。 日本料理は外国でとっても人気があるのだ。 メニューは お寿司(巻きずし&握りずし) 天ぷら お豆腐とねぎの味噌汁 抹茶のアイスクリーム みんなでワイワイとおしゃべりしながらお寿司をまいたり、天ぷらあげたり・・・楽しかった!
子供博物館
子供博物館 Museo de los Ninos で、料理フェアがあったのでみに行った。 スペインから来ているパン職人の講演会を聞くのが目的だったが、パン作りの講習会ではなくて「パン屋さんの生活の質の向上にはどうすればよいか」という極めてプロフェッショナルな内容だった。それより、会場で開催されていたプロの料理人による料理コンテストが面白かった。 料理の味見はさせてもらえなかったが、目を楽しませてくれた。料理は見た目も重要だ。 |