KY!KY!もうKY男!そろそろ黙ったほうがぁ!
“俺食いしん坊だから〜、色々な所で食べているんだけど、ココより辛いのいっぱいあってさぁ〜”
“ハァ〜そうなの”
ここは足しげく常連が通う神保町の老舗カレー屋さん。
静かな店の中、大きな声で一人カレー自慢をし続ける二十歳過ぎの男性の前で、まわりに気づかいながらも、しかたなく相槌を打っているように見える彼女らしき女性。
オォそれを言っちゃ、もうKY!(こりゃヤバイ!)
“ところでさぁ〜以前薦めてもらった鰻屋さん、時間待たせるね〜、いやいやおいしかったんだけどさぁ”
“・・・・・・”ほらほら、彼女ご機嫌斜め!しゃべんなくなっちゃいましたぁ。
さぁてさてここは神保町、恒例第48回神田古本まつりが10/26日(金)〜11/1(木)が開催されています。
いやいやいつもながら九段下から駿河台下の靖国通りの表裏路地にまでいたる古本回廊は、とにかくすごい!圧巻ですねぇ!
世界に誇る本の街は、まるで巨大な歴史図書館の専門カテゴリー部屋が街の隅々まで回廊で結ばれて存在する静かなる知性漂うカルチャーエリア。
例えば北沢書店に行けば、そのたたずまいはハリーポッターが登場しそうな重厚な図書館の雰囲気を味わえるし、キントト文庫に行けば昭和文化を醸し出す。
街のいたるところを歩けば、記憶を思わずよびさます発見や何だこれ!と常にまだ見ぬ何かを発見することができる“脳内活性の街”でございます。
う〜ん、何度ともなく神保町を訪れるたびに感じるのは、とにかくますます神保町はおもしろくなっています!。
スポーツ・専門校・音楽・映画・演劇・アート・カレー・ラーメン・中華等、神保町の顔はまぁ〜なんと多様なのでしょうね。
新書店も古書店も歴史ある喫茶店も新しい喫茶店も、若者も老年も、この街では互いに両立してそれぞれのエネルギーを発信している本当に理想的なバランスの街だと思います。
そうそう新しいといえば、あのミスタードーナッツの新業態「アンドナンド」、渋谷公園通りの1号店に続き11月1日にオープンする2号店はここ神保町なんですね。
すでに6月11日、三崎町にオープンした北米250店舗のサンドイッチチェーンの「ピタピット」の1号店も神保町近く。
5月7日にオープンした全米で120店舗のハワイアン・コーヒーショップ「BAD ASS
CAFE・バッド・アス・カフェ」の1号店も神保町です。
新しいモノも受け入れられる街として注目されているのです。
んまぁ〜何より7月7日にオープンしたニュースポット、小学館が運営する映画館や吉本興業の劇場が入るあの殻がはじける躍動感を表現したという地下2階地上6階の奇抜な“神保町シアタービル”もすんなり街にとけこんでおります。
同時に創業以来125年の三省堂書店も「神田本店」から「神保町本店」に地名を店名に変更しておりますよぅ!。
それほど今、神保町はあついのです!!
さぁてさて11月3日から“ALWAYS続・三丁目の夕日”がここ神保町シアターでも公開されるのですが、今回は“昭和30年代の日本橋”に出会える喜びでいっぱいいっぱい!
生まれ育ったままのあの街の風景に出会えるのか?楽しみ!
神保町シアターでは“昭和30年代ノスタルジア”と題して10月20日〜11月2日まであの時代の背景がたっぷり楽しめる“州崎パラダイス”“やっちゃばの女”“たそがれの東京タワー”“母のおもかげ”等など、当時の両国や佃島、銀座、洲崎が見られる映画がいっぱいです。
んまぁ〜神保町はこうした昭和の香りも漂う街ですねぇ。
☆Petula
Clark - Downtown 1964
http://www.youtube.com/watch?v=8GVE7lRZuFM