2007  8月

NO566 やっぱり夏のせいかしら?祭りの後は収穫の秋。
2007/08/29
“ドブネズミだぁ〜!汚な〜い!カワウソだぁ〜!!”
久しぶりに小雨降る夕刻の散歩から意気揚々と戻って来た我が家の元気な元気なジー様チビ助犬!。
んまぁ〜出迎えられた家族にはさんざんな言葉の数々を浴びてちょっと可哀想!。
それでもシッポをピタピタ振って喜んでいる健気なチビ助犬を少しはなぐさめてやろうとジ〜っと見つめれば、う〜ん、すっかり雨がベージュのゴワゴワ毛並みに染み込んで、いつもながらの膨張しきったレゲエライオン顔がやたらシッポリ濡れ細り、真黒にたそがれてしまっていたものだから、
“いやぁ〜、やっぱり!しっかり不細工じゃん!・・・・。
さぁてさて、今日は、初めて、気温も低く、どんより曇った夏を感じさせない日となりましたぁ。
“ワタシは悪くない!ちっとも悪くな〜い!!”
そうそう夏にはいたるところでこんな声が聞こえていましたよぅ〜。
“暑くて何も考えられな〜い!思考力とっくにブレークダウン!”
“わたしゃ暑さに弱い!でも冷房にもまた弱〜い!
夜は暑くて寒くてちっとも快眠できないし〜。”
“いやいや夏はダラリダラリと眠り続けるし、食欲もない!だけど、運動不足!”
“ウォ〜毎日のビールで夏太り!”
“夏とともに恋も終わったぁ!”
色々やるべきことがあるのに夏にすっかり流される!乱される!毎日が流しソーメンのような生活!
“これはすべて皆〜んな夏のせい!そう!夏のせい!夏のせいかしら?”
そうそう、酷暑になればなるほど、夏に流され、夏に踊らされる!
それでも、夏はあらゆる刺激と開放感がある季節でもあり、そんな夏のせいが許される素晴らしい季節なんです。
しか〜し、今週にはいよいよ夏祭りも終了し、気温も低くなると、さぁ〜誰もが夏のせいに出来た日々の幕引き時間が目の前にせまってきましたよぅ・・・・。
ゾロゾロゾロ、ゾロゾロゾロ。
今朝方、桜の木の上から葉っぱをすっかり食い尽くした茶毒蛾(毛虫)がぞくぞくと群れをなして木から列になって降り出しました。
昨年と同じです!早朝、夕刻のケムンパスとの戦いの火蓋がついに切られました!
夏の間は、心ここにあらず?
さぁさぁ、夏の間は空にさまよっていたスピリットをしっかり呼び戻して、そろそろ身の中にグイッと押し込んで、この秋に備えることに!!

☆Norman Greenbaum - Spirit In The Sky 1970
http://www.youtube.com/watch?v=vQ-qdScZXuY


NO565 土曜日の夜はネジの回転。急がば回せゆっくりと!“築地編”。
2007/08/25
ババババババババババババ・・・ドッスン!!
“コラァ〜降りろぃ!こっちゃ〜腰やってんだよ!腰をよ〜!、これじゃ、もう、使い物にならねぇじゃないか!バカヤロ!”
先日のこと、TAGOSは早朝の築地市場に立ち寄りましたぁ。
築地市場の朝の勢いはも〜う夏バテなんいう言葉がどこにいっても見当たらない!そんなところですねぇ。
このエリアに入り込むんでしまうと、朝7時頃にはもう半日がとっくに過ぎちゃったんじゃないの?と錯覚するほど。
もうすべての光景が何もかも疾走する程のスピードで時がどんどん流れていくよう・・・。
おぉ〜市場内をあちらこちらで走りまわる運搬ターレットトラック、通称“ターレ”があまりの忙しさでTAGOSの前でドス〜ンと追突だぁ!
何度も追突されているお方なのか?
見かけ70歳過ぎぐらいの大将が“腰を抑えながらコイツ!最近、腰を痛めたばかりなんだよぉ!降りて来い!”
60歳半ばぐらいの大将がすぐにターレからサァーっと降りて来て帽子をとって“スンマセ〜ン”
そしてまた2人ともターレに乗り込んだと思ったらババババババ・・・・。ありゃりゃ、あっという間!
とにかく目の前の一瞬のやりとりの素早さを見ていたら、う〜ん、この元気さと行動力は20代の若者並み以上ですよぅ。
んまぁ〜築地に入り込んだら、二日酔いだとか夏バテだからとか、苛立つとか、気が落ち込んでいるとか、ボケッとしていたら、大声で怒鳴りちらされるか!ターレにひかれるかのどちらかです!ハイ。
とにかく身を軽くしてヒラリヒラリと縦横無尽に走りまわる乗り物と、人並みに注意しなければ場外へは二度と出られませ〜ん。
“アタマちょうだい!”
オムハヤシを注文しようか?カツハヤシにしようか?
やっぱりう〜んカツ丼?
カウンターで壁に貼られたメニューを見ながらモソモソ迷っているTAGOSの横隣に座ったおじちゃんは入って来るなりいきなり“アタマ!”
おっ速い!まったく、ここでは時空が違っとるわぁ!
いやいやアタマとはここではかつ丼の具を別盛皿とライスにわけた料理のことでございます!
んまぁ〜先ほど“腰をやった!”と聞いたばかりと思ったら今度は“アタマをくれとな!”
エェ〜ここはいったい何の市場なのだぁ〜!!
しか〜し、まぁまぁこれほどの朝方から、ラーメンやカツ丼などを平気でペロっと食べられる気持ちにさせるのも築地市場ならではの元気力でしょうかぁ。
さぁてさて、今日は土曜日、なんとか暑さに打ち勝ち健康は保っているものの、何処かのアタマのネジが緩んでいるのか?今週の忙しさにはアタマが今イチ対応しきれていなかったような・・・・。
そうそう、そう思っていたらいつも座っているイスからいきなりポトリと長いネジが1本落ちたのでございます。
落ちたネジを見たら、まわりに赤いサビが出ていましたぁ。
そう思ったら、いつも安心して身を任せていたイスに座るのがいきなり不安に!
そういえば、今回の中華航空機事故も航空機の揚力をコントロールする可動翼を動かす装置のたった1つのボルトが落ちてタンクを突き破った火災事故でした!
いやいや、それを思うと毎日、ものすごいスピードで動いているといつの間にか、どこかのネジが一本緩んでいても気づかないでいると、それが取り返しのつかない大災害に!
そうだよねぇ〜。この土曜日、酷暑で膨張しきったTAGOSのアタマのネジをしっかりネジネジ閉め直して来週にしっかり備えることに!

☆土曜日はインマーマン
http://www.youtube.com/watch?v=BkcjPkFYJVc


NO564 今宵は震えて眠れ!。メルトダウン寸前六本木の夏夜。
2007/08/22
♪さぁ手を上げて掴もうよこの手で これからも歌い続ける奏でていくよ LaLaLa きっと私は 
七色の光放ち続ける♪(裕紀さん・七色の光より)
さてさて本格的な盆休み明けの月曜日、酷暑でメルトダウン寸前の六本木の夜・・・・・。
んまぁ〜裕紀さんのサマーLIVEはまさにHOT&COOL!!
静かに燃えたぎる熱情がひしひし伝わってくるのにとってもスキッと不思議に爽やかなんですねぇ〜。
おぉ〜すっかり歌に聞き入っているうちにいつの間にやらTAGOSのハート付近が溶け出しておりました。
裕紀さん!HOT&COOL!これじゃ〜心臓マヒになっちまうぅ!。
う〜ん、思えば1年前の8月21日、同じように暑かったあの代官山の夜・・・・。
Koh−ichirohさんソロライブで素晴らしいびっくり企画が用意され、解散したばかりの冒険団メンバーが全員集合してファンの皆様にご挨拶してくれた特別な日でありましたぁ〜。
“癒しの音楽館”でもご紹介させていただいてから1年、早いもんですねぇ!
さぁてさて六本木のライブハウスを出れば、あきらかに身も心も溶けていたのが、おじさま新御三家!
再び六本木の夜の暑さにさらされ、溶けてなくなるナメクジにはなりたくない!
クールダウンするぞぃ!理由をつけて六本木の夜の徘徊の始まり始まり・・・・。
六本木ヒルズのお店にプラ〜リ、そこから六本木沿いのカフェにプラ〜リ。
次々、ハ〜イ!タクシー!おぉ〜今度は青山だぁ!
酔拳のお師匠様ではないかと思われる程足元が危ういのになんとも素早いおじさまに従いクールダウンをはかります。
“運転手さん!ねぇ、この青山墓地あたりで降ろしてくれなんていうペアはいないの?”
ほろ酔い加減のお師匠様はちょっと無愛想な運転手さんの横でこんな冷やかしのいたずら声かけ。
“ありませんなぁ〜青山墓地はいつも通過しますねぇ”となんとも冷ややかな返事。
クーラーもあまりきいていないタクシー内にぴゆーと一陣の白けた冷風がぁ〜。
今度は運転手さんが“お客さん!実は見たんですよ!
幽霊を!”そう言って語りはじめたのが運転手さんが体験したという本当にあった怖〜いお話!
話によると運転手さんは現役の写真家さんで富士五湖近くにマンションがあるという。
“実は・・・車を夜走らせていた時、通行不能なチェーンで閉ざされたき旧道に入って行くレトロなオープンカーキャデラックに乗った若い男女を目撃したのですぅ〜”
これがトツトツと語り出したものだからおじさま新御三家はやたらクールダウン!
んまぁ〜TAGOSは本当はお話の内容よりもそれを語っていた運転手さんのフロントミラーに映りこんでいたその青白い顔のほうががよっぽど怖かったのですけど!
目をそらせてタクシーの窓から夜空を見上げるとクールに輝くお月様が。

☆砂に消えた涙 ミーナ 1964年
http://www.youtube.com/watch?v=GpZsUYXrh3c
☆月影のナポリ MINA 1960年
http://www.youtube.com/watch?v=UCR1BUneY_k

●癒しの音楽館 
なんと!裕紀さんの20日の六本木ライブ映像 NEW UP!


NO563 この夏、セミコロンKを見ましたか?ア〜ヒンヤリの夏力。
2007/08/19
この炎夏、どこかで“セミコロンK”を見かけませんでしたか?
そう!“セミコロンK”に出会うと、なぜか誰もが懐かしい気持ちになれるし、涼やかな気持ちにもなれる。
う〜ん一体いつからなのでしょうねぇ?“セミコロンK”は日本人の夏にすっかり溶け込んでシンボル的存在になっているのです・・・・・。
“ヒェ〜、犬神家の一族だぁ!!”
いやぁ〜今朝方、縁台の溝に逆さ立ちで突き刺ささったままの状態で羽を広げた一匹のセミを発見しました。
んまぁ〜炎暑の中にいまだ鳴きまくるセミとあちこちでころがるセミコロンの日々。
いやいや、16日にはついに岐阜県多治見市、埼玉県熊谷市にて40.9度という74年ぶりの最高気温更新しましたねぇ〜。
そうそう、今で一番暑かった日が1933年7月25日の山形の40.8度なんですね。
この日にちなんで出来た記念日が「な(7)つ(2)ご(5)おり」夏氷(かきごおりのこと)日、“かき氷の日なんです。
明治14年に来日したアメリカの言語学者イーストレイキが“夏になると;K(セミコロンK)と書いた旗がたつが、あれは何を売る店か?”(雑誌自由人2003.9月号氷特集より)と聞いたといいます。
;K(セミコロンK)とは“氷”の文字のこと。
日本の夏の風物詩ですよねぇ!そう!“氷旗”です。
あの赤い大きな“氷”がブルー色の荒波の上に描かれ、よ〜く見れば2羽の緑の太った鳥が氷の文字の上を飛んでいる旗は日本人なら誰でも知っている氷マークなのですぅ!。
この夏、TAGOSは何回もこの“氷旗”に誘われて助けられました!
サクサク食べてはいたもの、冷たくて頭がキ〜ン。
クゥ〜頭を両手でこれでもかとおさえつけながら思いました。
さてさて、すっかり日本全国おななじみの“氷旗”っていつからあったんだろうか?
豊月(ほうげつ)87歳にも聞いてみたら、子供の頃から“氷旗”はあって必ずよしずと縁台がセットになっていたのだと。
調べればどうやら明治7.8年からあの“氷旗”は存在していたらしいのですが。
しか〜し、どこのどなたがデザインしたものなのか?
氷を食べて頭もヒヤ〜っとすると、やっぱり、こりゃ!すごいデザインだねぇ!
なんせ誰がデザインしたかわらないけど、今日までこの“氷旗”を遠くから見ても日本全国どこでも通用ししかも涼を感じさせる力をもっているなんて!
ヒョ〜風にユラユラなにげなく揺られているだけで人も魅了する“氷旗”の力、恐るべし!!。

☆NANCY SINATRA & Lee Hazlewood summer wine 1967
http://www.youtube.com/watch?v=XO1IezJlt5Q

☆Ville Valo & Natalia Avelon - Summer Wine
http://www.youtube.com/watch?v=D4uX3hAyVvQ


NO562 サマンサの悪ふざけ?普通ではいられないあなた!。
2007/08/16
”そ〜う、奥様は魔女だぁったので〜す!!”
普通じゃな〜い!いやぁ〜ありえな〜い!
今こんな“奥様は魔女”現象があちこちに・・・・。
ごく普通の二人はごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。でもただ一つ違っていたのは・・・・。
こんな出だしで始まった1964〜72年の米人気コメディ番組“奥様は魔女”
広告代理店の男性ダーリンに恋をした魔女サマンサの結婚条件はなんと、普通の人間のように暮らすこと!それが日常、普通ではいられなかったのが世界中を魅了したあのキュートなサマンサ魔女の魅力でありましたぁ。
さぁてさて、盆休みも終わり、いよいよ明日から再活動かぁ〜と寝床に早く入ったものの、早朝にいきなりグラグラグラ〜リと地震に揺り起こさたわけでございます。
びっくりして飛び起きた時間、早朝といえども、もううすでに29度ぐらいはあったでしょうか!
んまぁ〜猛暑は今日も続き、とにかく普通ではない日本列島の暑さです!。
世界の株価はサブプライムローンの疑心暗鬼に大暴落し普通じゃな〜い!
テレビをつけてニュース番組を見ていたら、発生1カ月たった中越沖地震の仮設生活者の方々が“とにかく早く普通になってほしい”と“普通“を強調し話されていました。
またあの北海道の“白い恋人騒動”に地元の住人がまったく同じコメントで“早く普通になってほしい”と語っていました。
ん〜普通?普通、そういえば昔々“普通の女の子に戻りたい!”キャンディーズ解散!こんな“普通”もありましたぁ。
ところで普通って?ふむふむ辞書で定義を調べてみれば@どこにでも、またいつでもあって珍しくないこと。A他とくらべて得に変わらないこと。B特別ではなく一般的であること。
ふ〜ん、ついでに普通の人とは?@世間のどこにでもいる人。
普段とは?@いつもその状態であること。
そうそう、そうすですよねぇ〜。辞書で定義を引けば平凡とか並だとか通常とかの類似語も出てきます。
考えればTAGOSも身近に普通とつくもの有りますねぇ〜。
普通教育、普通預金、普通紙、普通免許に・・・。
でも〜この“普通”って実際この世の基準にあるのかしらん?
んまぁ〜現実の世界、何をもって“普通”というのかもうTAGOSにはさっぱりわかりませ〜ん。
♪恋人にふられたの よくある話じゃないか 世の中変わっているんだよ 人の心も 変わるのさ♪
(昭和45年 男と女のお話)
笑いが消えた白い恋人、いつの間にか変わって普通じゃなくなっちゃった?
いやいやなんとも“普通”ほどスペシャルなことはございません。

☆The Flying Machine - 笑ってローズマリーちゃん 1968年
http://www.youtube.com/watch?v=N6nmnhPadK8

http://www.youtube.com/watch?v=BR3xcZ-osqE

●スーサンのよもやま話 NO36 NEW UPです!無名仙人シリーズ「警察官になるための資質」
●癒しの音楽館“Emyli”
●癒しの写真館 スペイン発今月の写真8月号
どうぞご覧下さいませ。


NO561 豊月(ほうげつ)87歳が語る。戦後62年目終戦記念日。
2007/08/12
今日も暑い日が続いています。
青空高く連山のような真白い雲がふんわり浮かび、木立の茂みよりしきりに蝉の声。
薄紅の花のさるすべりかすかに揺れ、美しい豊かな自然に囲まれ静かに戦後62年目8月15日、終戦記念日をもうじき迎えます。
思えばあの長かった激動の太平洋戦争は常に身近に心の奥に消えることなく毎日暮らす私です。

アメリカのB29、夜空低く大編隊爆撃、あられの如く投下、同時に爆音と共に火の玉たちまち燃え上がる炎と火の海の東京中心。
生きた心地のしない無意味な毎日、犠牲者数知れず死人の山、尊い人命のはかなさ、家財産を失い身体一つで避難する家族連れ、焼け付く熱さの中逃げる人の波。
迷い別れる親子泣き叫ぶ声も疲れ果て食なく悲しい顔。
この惨劇の状態は当時の国民でなければあの苦しみの気持ち知る事が出来ないと思います・・・・。
しかし神様だけが敗戦国民の苦しみ御存知でしょうか?私は思うのです。

学童疎開、先生の指揮卒にて駅に集まり時間出発前のつらさ。
両親我が子への思い、子供達は目に涙こらえ空襲のない安全な農家、お寺、旅館、慣れない生活不安いっぱい胸に秘め、いざ両親と子供の別れ、いつ帰るかわからない悲しさは死ぬほどつらい旅路の出発でした。
長かった集団疎開生活も終戦によって両親が待つ我が家に無事帰ることの出来る子供達の喜びは想像以上の感激の喜びと希望。
現在老年になり元気でお暮らしの方、当時の思い出よく御存知だと思います。
両親の会える子供達の見た東京一帯は焼け落ちた瓦礫の山、夢もつかぬ間破れた多数の孤児の姿でした。
雨風しのぐ駅地下ガレージの生活、深い心の傷を負いながらも仲良く力合わせ大人に負けない元気で頑張る立派に生きる子供達でした。
これも戦争敗戦のもたらした罪悪の結果です・・・・。

真剣に国民と共に責任のある立派な政治、お願いではなく実行してください。
原爆によって終戦とはあまりにも惨め、遅すぎる結末です。
原爆62年終戦記念日とは言えども今も被爆者患者の苦しみ、家族の悲しみ戦争はまだまだ終わっていません。
今も他国の戦争ニュース見る毎に全国民が平和を願い叫び続けていますが、人類の争いは尽きる事なく地球がある限り平和を望むのは無理なのでしょうか?
戦後国民は家、財産を失い暑さ寒さしのぎ、さびたトタンバラック生活に耐え、食料も少なく栄養不足の人も沢山いました。
が、さすが日本魂発揮、努力と頑張り見事復興早く経済も次第に楽になり町に笑顔も少し戻って来ました。

私、夫婦も東京焼け跡、瓦礫の山より苦しい人生の出発若かったので一生懸命苦労も忘れ働き続けました。
生きている事はどんなに幸せか感謝しています。
私の長男残念、無理がたたり幼子で亡くしました。
私の兄、戦死。老いてから両親の想い淋しい一生でした。
主人も86歳他界、戦後の苦労も沢山有りましたが四人の子供立派に育て上げ、生前の主人の生き方に毎日感謝しつつ家族と幸せに暮らしています。

現代は他国にも負けない発達、特に東京中心は驚く程の大都会、これからも将来の発達には驚くばかりです。
尽きる事のない思い出静かに黙祷、お祈り捧げ、常に忘れず感謝の一日。
西空が赤く染まる頃、蝉の声も静かに時折ひぐらしが鳴き、暮れ行く夕焼けの空見上げ豊月の幸せな一日が終わろうとしてます。
立秋、涼しさも間近ですが暑さ厳しき折柄、お元気にて。

豊月


NO560 車にゆられて月の砂漠へ行きました。“御宿編”
2007/08/09
♪ああ あなたがいれば ああ うつむかないで 歩いて行ける この東京砂漠・・・・・♪
クヮ〜もうあなたがいないからこれ以上歩けな〜い!!
いやいや都心の高層マンションやオフィスの林立するエリア付近などは、容赦ない真夏の太陽にアスファルトがメラメラ熱せられ、んまぁ〜TAGOSはすっかり石焼ビビンバ状態であります!
遭難しかけた東京砂漠で蜃気楼のオアシスのごとくボ〜っと目の前に見えて来たのが街のあちこちにあるコンビニの存在!
“水、水、みず・・・。”
そうそう、こんな時にこそ夏の街歩きにかかせないあなた!とは福寿園の創業者から名前をとるほどの自信作なのか?サントリー緑茶“伊右衛門”。
心と身をきれいにするというキャツチフレーズに負けていつも手にとってしまうコカコーラの“爽健美茶”。
そして色が黒いのはポリフェノール、食べながら脂肪吸収なんていうコピーには今もっとも弱い中高年の友、サントリーの冷た〜い“黒ウーロン茶”がクールファイブならぬTAGOSのクールなお茶ベストスリー。
これこそ今、すっかり身体が豚バラかたまり肉のホイコウロウ状態にならずに東京砂漠をしっかり歩きまわれるわけなのでございます!
それにしても都心はやはり独特の暑さがありますねぇ〜。
♪月の砂漠を は〜るばると 旅のらくだがゆきましたぁ♪
さぁてさて、童謡として唄いつがれている“月の砂漠”発祥の地といえば“月の砂漠記念館”がある千葉九十九里“御宿(おんじゅく)”
TAGOSは外房御宿駅から車で5分ほどの見渡す限りの広〜い田んぼの中に築200年以上の庄屋宅をそのまま使った食事処“愚為庵”にやって来ましたぁ!
奥座敷での雅流懐石が楽しめると聞いて予約して行ったのです。
今でいう農家レストランでしょうか。
幸いにも広い農家に昼の予約客はTAGOS1組のみ。
う〜ん、なるほどねぇ!都心ではあんなにうるさく鳴いている蝉も、こちらで聞くとかえって気持ち良い位ですぅ!
ヒグラシも鳴けば、冷房もまったくない座敷にはいっぱいの夏風があちこちを吹き抜け、気持ち良いほどに涼し〜い!
日本家屋ってこれほどまでに風の通り道がうまくつくられているんですねぇ〜。
そういえば今のマンションや現代家屋は冷房を効かせないとやたら熱がこもって暑いですよね。
各々の空間が独立して風の通り道がとざされていますもの。
そうそうここに来たら、風の音と蝉の声だけでもまったく気持ちが豊かになってなんとも心地いい!
都心では風鈴の音や蝉の声にもまったくうるさくて我慢できん!という人、たくさんいますものねぇ!
そうそう、こんなにも暑かったのに、ここでは炭火で焼いた御料理の時のあっつい炭火でさえ気持ちよかったし、あつ〜いお茶で涼がとれるなんて思っていませんせんでしたから!。
まぁ〜流れている時間もまったく違っているなぁ〜。

☆Yukimura Izumi チャチャは素晴らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=4x-ThhiEpok

●アートなお部屋 豊月の水彩画10点NEW UPです。


NO559 ラテンな人生。フーテンな人生。誘われてフラメンコ“日比谷編”
2007/08/06
♪誘われてフラフラ 乱されてユラユラ 誘われてフラフラ 乱されてユラユラ〜♪
んもう〜“♪誘われてフラメンコ!!”郷!です!GO!ひびやです。
そうそう、昨年と同様、スーさんのお誘いをうけ、やって来たのが蝉時雨降る夕刻の日比谷公園野外大音楽堂!
8月4日、第37回小松原庸子スペイン舞踏団“真夏の夜のフラメンコ2007”の初日の御招待を今年も受けたのでございます!!
いやいや、こんなにカァ〜っと燃えつく季節にはとにかく“ラテン”がピッタリこん!!
う〜ん、アルゼンチンの情熱的な“タンゴ”。
陽気で熱狂的なブラジルの“サンバ”刺激的で心躍るキューバの“サルサ”。
そしてそして、真赤な情熱に底知れぬめくるめく情念の“フラメンコ”ときたら汗だくフラフラユラユラの夏バテ状態をすべて熱風でゴワァーと焼きつくし身も心も一瞬に炎と化す情熱パワーが漲りますよぅ!
18時から開演した色彩鮮やかな衣装でライティングに浮かび上がった踊り手達の躍動感は夜深まるほど輝きを放ち、野外に吹き抜ける夜風がやがて蝉時雨をかき消し、スパニッシュギターの切なく甘〜い音色が・・・・。
いやいや、TAGOはビールを飲みながら夜風に吹かれ、もう夢ごこち。
いやぁ〜これ!もう本当にすごいねぇ!
そうなんです!恒例のみんなで踊ろうセビジャーナス!!の時間がやって来たのです。
会場にいる観客が自由に参加し一斉にフラメンコを踊る姿はも〜う圧巻!!いやぁ〜皆んなキラキラしてなんだかとっても美しい!
昨年以上に舞台や野外会場で美しく踊る女性達の多さにもう圧倒されっぱなし!
スーさんと顔を見合わせ、お互い同じことを頭に思っていのだと後からわかりました。
圧倒的に女性陣に埋めつくされた野外会場には男性陣は借りてきたネコ!
“ねぇ?今の時間、中高年の男性はどこにいるんだろうね?”
“だいたい、こんなに蒸し暑い土曜日の夕刻に日比谷公園までわざわざ足を運んでフラメンコを見ようなんて思うより、家でビール飲みながらゆっくり野球中継でも見ていたほうが疲れがとれてポワ〜っとのんびり過ごしているのかも”
“そうそう、旦那連中は同時間にまさか日比谷公園で美しい芸術的な舞踏を楽しみながら、大勢の奥様や娘達がはつらつと艶やかにフラメンコを会場で踊っているこの光景なんて夢にも想像できないだろうねぇ〜”
この光景は日常、音楽コンサートやバレー鑑賞、美術館などなど、あらゆる場所で感じていたこと。
んまぁ〜日本には、すでに日常を楽しむ術を知った“ラテン女”はしっかり増えているけれど、思った以上にラテンな生き方にあやかりたい“ラテン男”は少ないのかも?。
“ラテン”に憧れるより、日本人中高年男性はやっぱり“フーテン”?
そうそうすでに亡くなられて11年たった渥美清さんの“フーテンの寅さん”の生き方にひそかに憧れをいだいているみたい!!勝手気ままに日本全国を旅から旅に。そこで出会うマドンナ達!いつもいざとなれば温かく迎えてくれる帰り場所。
でも〜よくよく思えば、なんかこの生き方ってひょっとしてジプシーのようでもあるなぁ!
いやいや、“フーテンの寅さん”の生き方を憧れとする日本男性の心の根底に“ラテンの生き方”に共感するものがきっとあるんでしょうねぇ。

☆Joaquin Cortes
http://www.youtube.com/watch?v=_UU-NhGFVzk

☆Vicente Amigo-Tangos Del Arco Bajo
http://www.youtube.com/watch?v=0RjXhGvKzDM


NO558 バブル時代はシャバダドゥワー。言葉の魔術師“阿久悠”さん。
2007/08/03
んもう〜最近はモヘモヘ、モヘンジョダロです!!
いやいや蝉しぐれのバリアの中に放り込まれてプ〜プ〜とまわりから蒸されているなんともダルい感じ!
そうそうフェーン現象もあって都心の気温はグ〜ング〜ンと上昇しておりました。
ところで先日TAGOSが暑〜くなった銀座並木通りに差し掛かった矢先のことでございました・・・・。
“ば、ば、バカヤロめ!!”
エェ〜えぇ?なんだぁ?通りかかったTAGOSを睨みつけていきなり“バカヤロメ!”とは!いったいこいつはなんなんだぁ?
見れば、片手にジャケットを持ち鞄を持った普通の中高年ビジネスマン!
“うぉぉぉぉ〜”今度は天を仰いでこう叫んだのです!
“お、おまえはライオンキングかぁ!”
しっかり防備で身構えたTAGOSの全身にはドバ〜っと冷汗がぁ・・・。
まさかねぇ〜あのブランド並ぶシックな銀座並木通りにライオンキングのようなビジネスマンがいきなり立ちはだかって、もう〜いきなり“バカヤロン〜!”なんて叫ぶんですからびっくり!ドッキリです!
TAGOSのところに突進してくると思いきや、“許さないぞ〜待てぇ!!”と叫びながら並木通り入り口から晴海通りに走り去っていったのでございます。
フゥ〜、いったいあれは何だったんだろうか?
う〜ん、待てよ!冷静になって思えば、確か並木通りから小走りに出て来た若いビジネスマンと先にすれ違ったよねぇ。
先ほどから暑い暑い銀座を歩いていてTAGOSがずっと感じていたことがあったのだけれど、もしかして?
それは、暑さのせいでしょうねぇ、歩行者の人がやたらあちこちでぶつかるシーンを見ていたからです。
それが、お互いムスッとして“ごめんなさい”も言わないどころかお互い睨みあうといった場面を。
う〜ん、あのライオンキングおじさんも並木通りで若ビジネスマンとガッチンコした可能性大有り!
そう、怒るタイミングを逸しているうちに怒りが時間差でジワジワ込み見上げてうぉぉぉ〜と追いかけようとしたところに不幸にも通りかかったこのTAGOSと目と目があったのではないかと。
さぁてさて、気温があまりにも上昇すると人の心も変わってしまうもんですねぇ〜。
8月1日の銀座5丁目の鳩居堂前の舗道では1平米の囲いに路線価2496万円の表示に女性アナウンサーが目をまるくして驚く演出で昨年同様の撮影をしておりました。
もはや東京圏は昨年3.5%から13.1%の上昇、大阪圏が0.7%から8.1%、名古屋圏も2.1%から9.1%と局地的にバブル並みの上昇。
いやいや地価の上昇がまたまた人の心を変な方向に変えなければいいのですがねぇ。
さぁてさて、あの昭和後期1970年〜80年代に時代と向きあって先取りしたつかみの言葉を大切に多くのヒットを飛ばした昭和の作詞家“阿久悠さん”が逝去されました。日本人の心を大切にした人として評価絶大の“阿久悠さん”ですねぇ。
ふと思ったのです。時代を読んで阿久悠マジックといわれる言葉に表現した作詞家はあの“バブル時代”と後になってなずけられた1986年12月から1991年の4月30日までの4年3ヶ月に、いったいどんな作詞をして時代を言葉にしていたのだろうかと?
う〜ん、ざっと調べてみたのですけれど本人選の時代別261曲のバブル時85年頃になると知っている曲がグ〜ンと無くなってしまうのですが、バブル直前の85年の「夏ざかりほの字組み」そしてバブルがはじまったばかりの時には86年の「時代おくれ」の作詞には、ふむふむやはり時代と戦ってつくり上げていたんだねぇと思うのです。
今はなんだかある部分あの頃と似通った状況になりつつある時代、今こそいったいどんな詞でこの時代を表現されるのか?実に残念です。
いやいや、ブタは寝てても夏祭りぃ!
ねぶた祭りをはじめ全国日本で花火大会や盆踊り、8月いっぱい夏祭りが繰り広げられおおいに賑わいます。
そうそう、秋頃からそろそろ日本に元気がみなぎってくる予感が・・・・。

☆Taco - Puttin on the Ritz (1983)
http://www.youtube.com/watch?v=E1RsWqNIIAA

●ユニーク地球人コラム 大和撫子チャボ日記NO18
NEW UPです。