「お上のすることに、目くじらたてて反対すること自体、皆が野暮だと思っていたのでしょうね。私も若かったですから鉄腕アトムで描かれている未来都市のようになると思って、ちょっと期待していました。」こんな記事が“こんにちは8月号”に掲載されていたのです。「なぁんだ〜、日本橋にかかった高速道路の感想は、当時の老舗だんな衆も同じ思いだったんだぁ〜」ワタシはちょっとほっとしたのでしたぁ。(地球人のヒトリゴトNO78 6月12日)
日本橋のシンボルの橋“日本橋”について榮太郎総本舗の第六代当主が語ったのは東京オリンピックを前に、橋の上にかけられた高速道路が“日本橋”の景観を大きく変えることになる前の日本橋住民を代表した思いのようでしたぁ。今では誰もが、日本橋頭上にかかる高速道路の存在を野暮だと思うようになっていますねぇ〜。でも、かれこれ42年たちましたがいまだに変わることはありません!
先日、新橋までモノレールゆりかもめから窓の外にひろがる都心の光景を見つめていました。いつの間にか超高層ビルが海沿いにたち並び、それはそれは世界の超都心を象徴する未来の都市の景観です!「でも〜、何だかまったくあの当時と同じだぁ・・・。」 汐留、豊洲、芝浦、晴海など次々に超高層ビルが海沿いに建ち並んで行きます。その勢いは留まることはありません。誰かが描いた“豊かな文化香る未来の理想図”この時期に「いやになっちゃうねぇ!野暮だねぇ〜。」と言うヒトはどれだけいるでしょうかねぇ?海風がさまたげられヒートアイランド現象はすでに誰も実感し、「暑〜い暑〜い」とうなっておりますぅ。海に回遊する道はつくられるけれど、美しいオーシャンビューはは限られた企業や個人の私有となりつつありますぅ〜。
「何10年後、こいつは野暮だからとりのぞこう!」
そう思った瞬間から“近未来の理想の街”が海に向かってたつ“石とガラスの要塞”に見える時期が来るかもしれませんねぇ〜。
♪ 海はひろいな〜 大きいな 月がのぼるし 日がしずむ 海にお舟を 浮かばせて 行ってみたいなぁ よその国 ♪
海は皆んなのロマンですよ〜。
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