ゴールデンウイークが、夏を連れてやってきました。暑かったですねー。昼の太陽の光をおもいっきり吸収し蓄えた花々が、夕方には、光のエネルギーを解き放つのでしょうか。薄っすら暗いなかにでも、その花色のなんと鮮やかなコト。藤棚にゆれる幻想的パープルの藤の花。白やピンクの光を放つ、つつじの群。地上から暗闇に浮かび上がる深紅の芝桜。強風も、やわらぎ、こんなやすらかで心地よい気持ちになれるのは最高です。今日は、年に数回おこる日本人大移動の時期。ワタシは、ワンちゃんと夕方のお散歩でーす。互いを結んだヒモは、なんともたよりない細い布製のモノだけど、しっかりとココロでむすばれているのです。子犬の時は、しつけ教室で修行をつんだつもりだったけれど、今では、すっかりワガママ犬に。夕方の涼風にふかれながら、ボサボサ頭のコイツはしばらく立ち止まって、遠くで遊ぶ子供達をじーっと見つめていました。そういえばコノ坊主も、もうすぐ10歳。ドッグイヤーとはいうけれど、あっという間で早いもんです。こんなチビスケでも、お互いに仕草や表情だけで何を訴えているか分かりあえるのが不思議ですねー。人間でもこんな子に教えられることっていっぱいあるんですよ。何も言わないからこそ通じあえる何かが、きっとあるんですねー。「さぁ、お家に帰ろう。」おっ、ふんばって動きませんよ。「そうまだ散歩がたりないんですねー。ゴハンなのにねー。」あれ、家路をスタコラ小走りに歩きはじめました。コイツはゴハンに弱い!これも家族の絆みたいですー。
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